相良 明(D-1019)
2004.1.29撮影
厳寒時、朝夕の太陽の位置が低い時、太陽と同じ色のように伸びる光が現れることがある。これが太陽柱である。
上空の気温が、-10~-15℃以下に下がり、晴れていて、風の弱い日に観測されやすい。
大気中に漂う、氷の結晶が平板状に並ぶと、それに太陽の光が反射し、上方に屈折して、光の柱のように見える。氷の結晶とは、上方では、薄い巻層雲の雲粒や、地上付近では空気中の水蒸気が凍るダイヤモンドダスト(細氷現象)のことである。従って、氷の結晶の並び具合により、太陽柱の長さや見え方などが変化する。
同じ現象で、月の光で発生する月光柱(ムーンピラー)、街灯などの照明で発生する光柱(ライトピラー)などがある。
富士山の影
2004.1.22撮影
富士山の右山腹に沈んだ太陽が、富士山の影を、左上空に映し出している。
松戸市の自宅から富士山まで、約120kmという分厚い空気の層が、巨大な投影スクリーンの役を果たしている。不可思議な現象である。
夕映えのなかで
休日の江戸川の堰堤は、ウォーキングや、ジョギング、あるいはサイクリングをする人々で賑わう。
ある日曜日の午後、丁度雲間から差し込む光芒のなかに、左右から二台の自転車が来た。
背景に光芒が入るのを待ち、シャッターを押した。
コメント