太極拳は静かな動きの中で体幹が鍛えられます
ゆっくりと流れるような動き…一見して静かな太極拳の動作はまるで舞踊のようであると思われるかもしれません。いえいえ、太極拳は「武術」なのです!一つ一つの動作には常に敵を想定して、その敵を打つ、蹴る、突く…こうした技をゆっくりと繰り出していくのが太極拳なのです。
ところで、サークルメンバーの中に椎間板ヘルニアを患い、整形外科の医師に太極拳を続けるかどうか相談したところ、医師からぜひ継続するよう勧められた、というエピソードがありました。
太極拳では、例えば背筋を伸ばし、体をまっすぐ立て、腰の動きを中心に「緩んで・つなげて・広げる」動きが重要とされます(「言うは易し、行うは難し」ではありますが…)。
この動きを続けていくと、高齢者でも自然と体幹が鍛えられ、腰椎の周りの筋肉も徐々に鍛えられることから、椎間板ヘルニアの症状改善に役立つので医師が太極拳を続けることを勧めたものと思われます。
自分の達成レベルを級位・段位を得ることで確認
私たちが愛好している太極拳の動きは、ジムでのエクセサイズのように激しく早く動くことはなく、じわじわと身体を鍛えていくもので、まさに高齢者にもぴったりの運動といえるでしょう。
実際、選手権に出場するようなトップクラスの選手は別として、多くの愛好者は高齢になってから、特に男性は定年後に太極拳を始める人が大半を占めます。
一方で、日本武術太極拳連盟が設定している五級から一級、初段から五段までの検定・審査を受けて級位・段位を取得することができます。つまり、今自分の技術がどのくらいのレベルにあるのかを検定・審査を受けて確かめることができ、さらに上の級位・段位を目指すことが日頃の練習の励みにもなります。
はるか昔?の学校時代以来の検定試験には少々緊張するものがありますね。もちろん級位・段位が上がるにつれ、求められる技術は外形的なものから体の中の動きに至るまで、だんだん高度なものになりますが、合格した時の達成感はやはり何とも言えず嬉しいものですね。
木曜日、夕方(17:30頃)からD棟集会所で練習してます
五番街太極拳サークルは原則木曜日の夕方、D棟集会所で練習をしています。興味のある方は是非一度練習風景を覗いてみてください。お待ちしております。
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