太極拳サークル 本日は自主練習日です

五番街太極拳サークルでは日本武術太極拳連盟の指導者資格を持った方に指導をお願いしておりますが、月4回の練習のうち、1回は自分達だけの練習日を設けております。いわば日頃講師の先生からご指導いただいたことを復習する機会とでも言えますでしょうか。普段の練習以上にリラックスして太極拳を楽しんでいます。

簡化24式太極拳って何ですか?

D棟集会所で普段練習している太極拳のうちのひとつが「簡化24式太極拳」です。少し妙な名前ですが、そもそも太極拳は長い歴史と多くの先達によって培われ、陳式太極拳、楊式太極拳など様々な流派があります。

それらの太極拳を中国の国家体育運動委員会が、分かりやすく集大成させ、国民誰でもが親しめる国民スポーツのひとつとして制定し1956年に発表したのがこの「簡化24式太極拳」です。世界で最も愛好されている太極拳と言っても過言ではありません。

太極拳は健康法のひとつとして、欧米でも愛好家は少なくありません。また中国、香港、マカオ、ベトナムなど東アジアの国に旅行して、早朝公園で地元の人と一緒に簡化24式太極拳を演武し、言葉は通じなくても同じ太極拳を愛好するものとして笑顔で交流ができた、という話はあちこちで聞くことができます。五番街太極拳サークルの中にもそうした経験を持つメンバーがいます。

簡化24式太極拳の型(定式)を少しご紹介しましょう

簡化24式太極拳にはその名のとおり24の型があります。この型を定められた順番(套路)にしたがって切れ目なく演武していくことになります。それでは24の型の中から少しご紹介してみましょう。

○開歩(カイブー)

太極拳は足を揃えてまっすぐ立って、そこから足を開く(開歩)ことから演武が始まります。なお、一つひとつの型の名前は中国語です。英米では英語で名前がついているようですね。

開歩

○起勢(チーシー)

開歩に続いて、いよいよ動く態勢に入っていきます。その最初が起勢(チーシー)です。ちょうど椅子に座っているような格好ですが、この高さ(体の高さ)を演武中維持することが求められます。それだけでも筋力が鍛えられますね。

起勢

○右左野馬分鬃(ゾウヨウ イェマー フェンゾン)

太極拳は一人で演武するものが多いですが、その場合でも常に戦いの相手がいることを前提に演武します。太極拳は武術の一つであって舞踏ではないのです。ただ、動きをゆっくりしているだけなのですね。この(左右)野馬分鬃は「馬の鬣(たてがみ)を分ける」という意味ですが、下の画像の場合は実際には殴りかかってくる敵の右手を、自分の右手でつかんで引っ張り、左手を相手の右わきの下に入れて肩をぶつけ、腰と足と腕を使って倒す技なのです。(左野馬分鬃)

左右野馬分鬃(この場合は左野馬分鬃)

○白鶴亮翅(バイフーリャンチ)

白鶴は羽を広げている形からこの型式の名前が付けられたようですね。とても美しい型です。

白鶴亮翅

○手揮琵琶(シヨーホイピーパー)

両腕で相手の腕を取って、右手で相手の手を引っ張り、左手でもつかんで相手の腕を絞りこんで攻撃する技です。手の動作が演奏するために琵琶を抱えているように見えますでしょうか。

手揮琵琶

○単鞭(ダンビェン)

この型では、右手の拳を鉤手(かぎて)にして、自分の右にいる敵の顎を打ち、左手で前方の敵を打ちます。

なお、敵が違う方法で攻めてきたらどうするの?というご尤もな質問を受けることがありますが、それは、まあ、その、太極拳では敵はお約束の攻め方をしてくる、という前提で練習をしております。はい。それを重ねることによって不測の攻撃にも対応できていくようになるのでしょうね、きっと。

 単鞭

今回は簡化24式太極拳の型(定式)を少しだけご紹介しました。一見優雅な動きの太極拳も実は武術のひとつとして敵と戦っていることをご理解いただけたでしょうか。また機会がありましたら別の型をご紹介していきたいと思います。

木曜日、夕方(17:30頃)からD棟集会所で練習してます(月4回)

五番街太極拳サークルは原則木曜日の夕方、D棟集会所で練習をしています。興味のある方は是非一度練習風景を覗いてみてください。健康体操として太極拳に親しんでいる方が全国にたくさんいらっしゃいます。ぜひあなたもどうぞ!

コメント